新緑まぶしい季節、宮城県仙台市を訪れました。仙台はフィギュアスケート発祥の地。なぜ、ここが発祥の地となったのか、それをこれからのライフワークとして調べていこうと思います。
6月30日までアイスリンク仙台で羽生結弦選手の写真展が開催されているということで、久しぶりに泉中央へ。
アイスリンクの前身、オレンジワン泉(通称・泉もしくはダイエー)には取材で訪れたこともありました。グーグル先生もない時代に、よくたどり着けたよなあ、とてくてく歩きながら、リンクへ。
商業施設ののぼりを見ると、「あ、羽生くんってやっぱり仙台の人だったんだな」と改めて再認識。
泉中央駅から歩いて、10分ぐらいでしょうか。アイスリンクに到着。私は途中、七北田公園にも寄ったので、なんだかんだと駅から30分ぐらいかかってしまいましたが。
名称などは変わってしまいましたが、20代の駆け出しのころ、訪れた場所だけあって、私にとっても青春の地。思わず「ただいま」と言ってしまいました。
写真はフィギュアファンの方にはおなじみの写真家・能登直さんが撮影。能登さんは広告出身のカメラマンで、表情をとらえるほか、余白を出されるのがとても上手。
読売新聞開催の『羽生結弦展』と比較すると、その違いに気づかされます。
新聞報道の写真は動。ピントが少々ずれていても、動きのある写真が躍動感のあるものとして、好まれます。
逆に少し遅れて発売される雑誌はレイアウト命。写真を殺さぬように、文字を載せ、パラパラとめくられていくページをはっと止める力がある見せ方が重視されます。
能登さんの写真を見ると、ずいぶん余白が多いなと感じたのは、おそらく、雑誌などに掲載するときのレイアウトまで計算されているのではないかと(勝手な予想です)。
平昌五輪の会見時に少し上を向いて、何かを見つめる羽生くん。その先には例えば「自信」といった文字が載ることにより、改めて、彼の心情を写真を通じて垣間見ることができる。
写真の点数は70点近くあるようなので、ひとつひとつじっくり見ていくと、あっという間に時間がたちます。もし時間が許すのであれば、ひとつひとつに自分ならなんというコピーをつけるだろうと、考えながら見るのもおススメ。それほど能登さんの写真には訴えかける情報量があるのです。
訪れた時期がちょうどつつじが咲いていた時期だったので、七北田公園でのんびり散策。それにしても泉中央は坂が多くて、スリバチ地形ですね。毎日、歩くと足腰が鍛えられそうだ。
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